【海外旅行先で】~イギリス人の天気への執着~


これまでもイギリス生活をご紹介して来ましたが、今回はイギリス人の天気への執着心についてご紹介します。みなさんはロンドンの天気と言えば雨というのはご存知ですよね?そうです。なのでイギリス人は今日、明日、半年先はどんな雨かを考えることが、サンデーロースト、ジンやトニックと並ぶイギリス文化の一部です。

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イギリスでは、もし雨が降ったらというのが問題ではなく、いつ雨が降ってくるかが問題になります。ここで傘を家に忘れてくるのは財布を忘れるのと同じ、それがなければ路頭に迷います。

この国の天気は本当に変化が乏しく、太陽の一光線が降り注ぐだけでも、人々の気分を変えることができるくらいです。みんな笑顔でハッピー、公園に走ってピクニックに出かけ、ランチタイムにはオフィスから飛び出していく。太陽が出ているロンドンでは、このように全く別の国になる感じです。

太陽がきらきら降り注いでいたら、この太陽を楽しむ喜ばしい出来事が永遠には続かないことを確かめるように、イギリス人は天気予報をチェックし続けます。明日のランチはオフィスで、や、夜通しで遊んだときのために会社から家に傘へもっていく必要があるかどうか、などをスマートフォンとにらめっこしながら考えるひとを見かけることが多いです。
なので、毎朝服装を考えるのも一苦労です。アウターを3枚重ねるべきか1枚でいいか、この靴でいいかあっちがいいかなどを決めるのに、毎朝必ず携帯電話で天気予報を見てから決めています。

イギリスでの生活に慣れ続けていくにつれて、天気がどれだけ重要か適応していくことを学びました。確実なことは、バケツをひっくり返したような雨が降ったって私は傘の下で悠々としていること。太陽が見えた暁には、このらしくない現象がいつまで続くかってことに頭を悩ませながら、公園で冷たいビールを笑顔で楽める私がいるということです。

Image: HarryLawford