英語で「おめでとう」のフレーズは?誕生日や卒業、結婚のシーンは? 


英語で「おめでとう」というと、「Congratulations!」が思い浮かぶ人が多いかもしれません。日本語では様々なシーンで、「おめでとう」という言葉が共通して使われています。

しかし、英語の「おめでとう」にはほかの表現もあり、使い分けることが必要なんです。オンライン英会話なら、シーンに合わせてネイティブが使う「おめでとう」のフレーズを学んでいくことができます。 今回は英語で「おめでとう」というフレーズを紹介していきます。

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■英語の「おめでとう」は「Congratulations」と「Happy」、「Best wishes」

英語で「Congratulations!」を使うのは、自分で努力をして何かを得られたときや成功したとき、あるいは、人生の節目となるシーン。試験などに合格したときや、学校に入学や卒業したとき、会社などに就職したとき、事業を開業したとき、婚約や結婚、出産といった人生の節目が挙げられます。

誕生日や記念日、ハロウィンやクリスマス、新年といった年中行事など、自然に訪れるお祝いに対して、英語で「おめでとう」と伝えるときに使わうのは「Happy」。日本でも「Happy birthday!」は広く使われています。

また、相手が自分で努力したことに対しても、自然に訪れる記念日に対しても、幸せや成功を願う気持ちを伝えたいときには「Best wishes」を使います。

■「Congratulations」と複数形で!カジュアルに短縮形が使われることも

「Congratulations」を使うときには注意点があり、「コングラチュレーション」と言ってしまいがちですが、「おめでとう」の意味で使いたいときは複数形にするということ。「Congratulation」は「祝い」という意味の名詞で、「Congratulations(コングラチュレーションズ)」と複数形にすることで、単独で感情を表す間投詞として「おめでとう」という意味になるのです。

また、友人などに対してお祝いの気持ちを伝えるカジュアルなシーンでは「Congratulations」を短縮して、「Congrats!」も使われ、「コングラッツ」という発音です。

■「Congratulations」を使うフレーズ1:「Congratulations on+名詞」

「Congratulations」を使って「○○おめでとう」というフレーズは2つあり、ひとつは「Congratulations on+名詞」です。単語を入れ替えるだけで様々なシーンに使えます。

・Congrats on your test.(試験に合格おめでとう。)

・Congratulations on your graduation from university .(大学の卒業おめでとう。)

・Congratulations on your new job.(就職おめでとう。)

・Congratulations on your promotion to our section manager.(部長に昇進おめでとうございます。)

・Congratulations on your new restaurant.(開店おめでとう。)

「Congrats」を使う場合も、同様に「Congrats on+名詞」となります。「Congratulations on your new job.」は、「転職おめでとう」と伝えたいときにも使うことができるフレーズ。「転職おめでとう」は、「Congratulations on your career change.」という言い方もできます。「Congratulations on your promotion.」は「昇進おめでとう」で、「to+役職名」で昇進した役職をつけられます。

・Congratulations on your wedding. (結婚おめでとう。)

・Congratulations on your baby boy/girl.(出産おめでとう。)

「結婚おめでとう」は「wedding」以外に「marriage」も使えます。また、「婚約おめでとう」と伝えたいときは、「engagement」を用います。

■「Congratulations」を使うフレーズ2:「Congratulations on 〜ing」

「Congratulations on 〜ing(動詞の進行形)」も「○○おめでとう」に使えるフレーズです。

・Congratulations on passing the entrance exam.(入試に合格おめでとう。)

・Congratulations on getting into your new school(入学おめでとう。)

・Congrats on graduating.(卒業おめでとう。)

・Congratulations on getting a new job.(就職おめでとう。)

・Congratulations on winning. (受賞おめでとう。)

「get into a school」で「入学する」という意味になります。「Congrats」を使う場合も、「Congrats on 〜ing」で「○○おめでとう」として使うことが可能。「win」には「受賞する」という意味もあります。

・Congratulations on getting.(結婚おめでとう。)

・Congratulations on having a baby.(出産おめでとう。)

「get married」は英語で「結婚している状態になる」ことを表す表現で、「結婚する」という意味で使われます。「have a baby」は、「赤ちゃんが生まれる、出産する」という意味です。

■「Happy」を使った「おめでとう」のフレーズ

記念日や年中行事など、自然に訪れるシーンで「おめでとう」と伝えたいときに使われる、「Happy」を使った文例を挙げていきます。

・Happy birthday!(誕生日おめでとう!)

・Happy wedding anniversary!(結婚記念日おめでとう。)

・Happy 5th anniversary!(5周年おめでとう。)

誕生日のお祝いが遅れてしまったときは、「Happy belated birthday! 」(遅ればせながら誕生日おめでとう。)と言います。「結婚記念日おめでとう」は「wedding」を入れずに、「Happy anniversary!」という言い方もされています。

・Happy Easter!(ハッピーイースター!)

・Happy Halloween!(ハッピーハロウィン!)

・Happy holidays!(おめでとう。)

・Happy New Year! (新年おめでとう)

クリスマスのときに使う「Merry Christmas!」は宗教的な意味合いが含まれるため、クリスマス休暇などを祝うときには相手の宗教に配慮して、「Happy holidays!」が使われることもあります。

「新年おめでとう」は「Happy New Year!」で、「a」が入らない点に注意しましょう。ただし、「I wish you a Happy New Year.」(あなたにとって良い年になりますように。)と言うときには、「a」が必要です。また、「Merry Christmas and Happy New Year」もクリスマスカードのメッセージなどでよく使われるフレーズです。

■「Best wishes」を使った「おめでとう」のフレーズ

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「Best wishes!」は、幸せや成功を願う気持ちを伝えるときに使う「おめでとう」です。「wishes」も複数形を用いる点に注意しましょう。

・Best wishes on your birthday.(誕生日おめでとう。お幸せに!)

・Best wishes on your marriage.(結婚記念日おめでとう。お幸せに!)

・Best wishes on your new career.(新しい仕事が上手くいきますように。)

「Best wishes on+名詞」で、何に対して「おめでとう」なのか伝えることができます。