【母の日は英語では何?】Happy Mother’s Day! 世界と日本の母の日の違いを知ろう。


ゴールデンウィークも真っ只中ですが、お休みを取って海外に行かれている人も多いかと思います。旅行先では英語学習の成果を試せる場でもありますね!

さて、今回は母の日(Mother’s Day) について、日本と世界の国々を比べてみました。皆さんは、国によって母の日の行われる日付や習慣が異なるのはご存知でしたか?

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母の日の起源

日本の母の日はアメリカの習慣からきていますが、初めて母の日が行われたのは1907年5月10日です。女性参政権運動家だったジュリア・ウォード・ハウの娘、アンナ・ジャービスが亡き母の追悼式にてカーネーションを捧げたことがきっかけとなり、翌年の1908年にシアトルの百貨店で母の日の催しをはじめたことにより全米に広がっていきました。日本では、1914年頃から教会など一部で実践され始めますが、一般的になりはじめたのは1950年頃からだと言われています。

母の日の日付

アメリカや日本と同じように5月の第二日曜日を母の日と定めている国はオーストラリアなどを含む一部の国で(ほかの日付と比べるとこの日にお祝いをする国が一番多いです)、イギリス、アイルランドでは四旬節(キリスト復活前の40日間の期間のこと。英語ではLentと言います) に入ってから第四週目の日曜日にあたります。そのため、日本より少し早い3月に母の日をお祝いします。

日本と同じ5月ですが、最後の週の日曜日にお祝いをする国の一つがフランス。しかし、キリスト教の精霊降臨の日(Pentecost)と重なる場合は1週後になるので6月の第一日曜日となります。

日本ではお花をあげるのが一般的なので、春のイメージが個人的に強いのですが冬にお祝いをする国もあります。1年のうちで一番早く母の日がくるミャンマーは1月の満月の日。逆に一年で一番遅いのが12月22日にお祝いをするインドネシアです。

母の日に贈るもの

アメリカでの起源にもあるように、日本では母の日といえばカーネーションですよね。

しかし、国を変えればお花の意味も異なります。フランスでは驚くことにカーネーションはお葬式の際に、故人へ送られるお悔やみの花として知られているため、母の日に送る花やプレゼントは人それぞれのようです。

そして、日本ではお悔やみの花として知られる菊を母の日に贈るのが、オーストラリア。日本で菊を母の日にもらったらびっくりしてしまいますよね!なぜ菊なのかというと、英語で菊属のことをChrysanthemumと言うことから由来しています。最後を良く見ると、そうです**『mum』**になっているからなんですね!

ところで、motherを意味する略語のmumですが、こちらも国や地域によって表現が少し異なります。

アメリカ一般:mom (発音はmɐm)
イギリス:mum (発音はmɑm)

同じ英語なのに、おもしろいですよね!ちなみに、私はアメリカ一般のmomをよく使います。

このように、日付や習慣が異なっていても母親に感謝の気持ちを伝えるというのは世界共通!離れて暮らす人、毎日顔を合わす人も、一年に一回の特別な日に改めてお礼を言ってみてはいかがでしょうか?

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