英語の曜日(月曜~日曜)の由来

英語の曜日は、天体学とギリシャ・ローマ神話に登場する神々の名に基づいているとされています。英語は古代ギリシャ語、ラテン語、ゲルマン語に起源があるため、曜日の名前にもその影響が見られます。

英語を学んでいる人の中には、文化や言伝えが言葉の形成に与える影響や、英語と多言語の関係性などについて興味を持つ人もいるのではないでしょうか?

今回は、7つの曜日がどのように名付けられたかをご紹介しましょう。

 

ギリシャとローマの神々

1~3世紀頃に使用されていた曜日名はヘレニズムの占星術に基づき、順番に“Sun”, “Moon”, “Ares”, “Hermes”, “Zeus”, “Aphrodite”, “Cronos”でした。

これらの曜日名はギリシャからローマへ、そしてラテン語から南や西ヨーロッパの他の言語へと引き継がれていきました。

なぜ、古代ローマ人は神々の名前を持つ惑星から曜日を名付けたのでしょう?
それは、ローマ人が神々と夜空の移り変わる姿に何かしらの繋がりを感じたからでしょう。

水星、金星、火星、木星、土星は皆、毎晩空に見ることができる惑星です。
この5つに月と太陽を加えると7つの主な天体になるので、7つの曜日にこれらの名前を付けるのは自然なことでした。

日曜日:Sunday
最初の曜日には太陽の名前が付けられ、『太陽の曜日』を意味するラテン語“dies Solis”が、のちに古代ゲルマン語の“Sunnon-dagaz”になりました。
英語の“Sunday”という言葉がどこからやってきたのかがよく分かりますよね。

月曜日:Monday
この曜日名も簡単に起源が分かります。“Monday”は『月の曜日』という意味のラテン語“dies Lunae”が、古期英語の“Mon(an)dæg”になったものです。

火曜日:Tuesday
英語の曜日の多くがローマの神々と関連する中、ゲルマンの神の名前と置き換えられた物もあります(英語がゲルマン言語なため)。“Tuesday”はラテン語で“dies Martis”として知られている、ローマの軍神“Mars”にちなんで名付けられました。

ところが、ゲルマンの軍神は“Tiu”として知られていたので、英語の曜日名にはこちらが代わりに付けられ、当初は“Tiwsday”だったものが最終的に“Tuesday”になったのです。

水曜日:Wednesday
火曜日と似たようなパターンで、ローマの神である“Mercury”に相当するゲルマンの神は“Woden”です。ラテン語の“dies Mercurii”から始まり、古代ゲルマン語の“Woden’s day”に代わり、最終的には現在の英語の“Wednesday”になりました。

木曜日:Thursday
“Jove”の別名でも知られる“Jupiter”はローマの最高神であると同時に、ローマの守護神でもあります。“Jupiter”は雷と稲妻を創り出した神ですが、“Thor”とは、一人乗りの二輪馬車に乗って空を飛んでいる姿で描かれる事が多い、古代スカンジナビアの雷神です。“Jupiter”の曜日という意味のラテン語“dies Jovis”が、この古代スカンジナビアの神の名前“Thor’s day”に変化し、最終的に“Thursday”になりました。

金曜日:Friday
“Venus”はローマの愛と美の女神で、ラテン語で彼女の曜日は“dies Veneris”と言いました。“Venus”の曜日の英語名は、古代スカンジナビアの愛と天国の女神である “Frigg”か、またはチュートン語の愛と美の女神“Fria”からきていると考えられています。ゲルマン語では“Frije-dagaz”と言い、それが後に英語の“Friday”に変化しました。

土曜日:Saturday
最後は、簡単な曜日で終わることにしましょう!“Saturn”はローマの農耕神で、古代ギリシャでは“Cronos”として知られています。ラテン語では“dies Saturni” と呼びますから、現在の英語の曜日“Saturday”が“Saturn’s day”の事だと理解するのは、そんなに難しいことではありませんね。

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1 comment

  1. 英語、スペイン語、スウェーデン語の関連性を調べています。
    『ヨーロッパ世界のことばと文化』を読み、曜日に、北欧の神がローマ概念化して使われていると知り、不思議に思っています。
    バイキングが南下したのは紀元1000年くらい。ラテン語が盛んだったのはローマ帝国時代。800年代にはラテン語のこども、フランス語の文献が出ていることを思うと、もっと前の時代に北欧神話が南下して、曜日に採り入れられたのでしょうか。

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