素晴しい英語のプレゼンテーションのコツ


あなたが最後に本当に素晴らしい英語のプレゼンテーションを見たのはいつでしょうか?ただ良いというよりも、本当に素晴らしいプレゼンテーションという意味です。しっかり準備して、練習をし、それに合わせて申し分ないスライドを用意するなら、だれでも良いプレゼンテーションをすることはできます。けれども、それを**「‘good’ 良い」から「‘amazing’素晴らしい」**にするためにはいったい何が必要なのでしょうか?

こちらの記事もおすすめ!–> ビジネス英語:会議で使いこなす3種類の英語の質問

1. Amazing presentations tell a story
– 素晴らしいプレゼンテーションには物語がある。

人は物語を聞くのが大好きです。物語は、あなたが紹介しようとする情報に現実的な背景を持たせてくれます。色々な事例や実在の人物の話を使って、あることが何故どのように起こったのかを説明すると、人を引き込んで、話を聞こうという気にさせることができます。

2. Amazing presentations ask important or unusual questions.
-素晴らしいプレゼンテーションは重要な質問や独特の質問を投げかける。

質問をすることは聴衆を引き込むとても良い方法です。なぜなら聴衆を考えさせることができるからです。良い質問であればあるほど聴衆の関心も高まります。人は重要な質問や独特な質問をされると注意を払います。それは答えを見つけたいと思うからです。ただし、そのプレゼンテーションの中で、実際に答えを与えることを忘れないようにしましょう。

3. Amazing presentations give people time to think.
-素晴らしいプレゼンテーションは考える時間を与える。

プレゼンテーションを行なう上での大きな問題の一つは、間を置かずに速く話し過ぎてしまうということです。聴衆を引き込むためにすでにある質問をしている場合は、続けて話しをする前に、彼らが自分の頭の中で答えを出す時間を与える必要があります。重要な主張をした後は一息つきましょう。こうすることで、その情報がどれだけ重要で興味深いかを聴衆が実感する十分な時間を与えることができます。

4.Amazing presentations are not read from cards or slides.
-素晴らしいプレゼンテーションはスライドやカードで判断できない。

視覚的なプレゼンテーションは、要点を後押ししたり、視覚的な興味を起こさせたりするのに効果的です。けれども、あまりそればかりに頼りすぎないようにしましょう。発表者がスライドを読み上げるのを見ているだけのプレゼンテーションほど退屈なものはありません。人に読んでもらわなくても、自分で読めますからね。

5. Amazing presentations are memorable.
-素晴らしいプレゼンテーションは記憶に残る。

おもしろいことや少し変わったことをするのは、プレゼンテーションの要点や一番重要な論点を覚えてもらうのにとてもよい方法です。**‘What’s in the box?’**という名の、発表者が時々使う有名な手品があります。これは、発表者が箱を持って入ってきて、自分の隣にその箱を置くことからプレゼンテーションが始まります。その結果、聴衆は興味をそそられて箱の中身を知りたいと思い、プレゼンテーションの間ずっと注意を向けることになります。プレゼンテーションの終わりに発表者は箱を開けて、彼の話の一番重要な部分に関係しているその中身を明らかにします。毎回この方法を使うようにと言っているわけではありませんが、このような発想を参考にして、物語や質問やスライドなどを使ったプレゼンテーションに生かし、聴衆を魅了させることができます。

プレゼンテーションは、実はそれほどむずかしいものではありません。英語のプレゼンテーションは、世界の人を相手にしますから最初はすこし緊張するかもしれませんが、今日お話しした5つの点さえ押さえておけばインパクトのあるプレゼンテーションが可能です。もちろん、あなたの研究やアイディア自体も本当に素晴らしいものでありますように!

最初に「最後に本当に素晴らしい英語のプレゼンテーションを見たのはいつか?」という質問をしましたが、今、あなたにこう聞きたいと思います。「あなたが次に素晴らしい英語のプレゼンテーションをするのはいつですか?」

Wil Procter

photo credit: Kris Krug via photopin cc