今週の英単語:Summer


【四季と夏】

7月も後半に入り、真夏なみの気候になってきましたね!次々と梅雨明け宣言もされ、いよいよ夏本番。というわけで、今回はこの時期にぴったりの英単語である 【summer】 を取り上げようと思います。

世界中の熱帯地方と極地方の間にある国々は、温暖な気候ではっきりと、春・夏・秋・冬という、4つの季節があることが多いです。日本もその一つですよね。

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Summer is a coming in
Loudly sing cuckoo
Groweth seed and bloweth mead and
Springs the wood a new
Sing cuckoo

これは、有名な、14世紀イギリスの韻文の中の、夏を賛美した言葉です。

そして、6世紀のちに、ジョージ・ガーシュウィンは下記のように書いています。

Summertime,
And the livin’ is easy
Fish are jumpin’
And the cotton is high.

ほとんどのEF English Liveの生徒たちが知っているように、夏という単語は、季語ですが、他の生徒たちと、気候や季節について話をすると、‘hot’ や ‘cold’ 、‘winter’や‘summer’といった単語が、世界中で少しずつ違った意味を持っていることが明らかになります。

【夏の定義】

気象予報士や、‘meteorologists’によると、夏は、6月初旬に始まって、8月末に終わるそうです。夏の間、日中は長くて暖かいです。この夏の定義は、オーストリアやデンマーク、ロシアの一部やイギリスで使われます。けれども、多くのイギリス人は、5月の何日かも夏として数えますし、アイルランドの伝統的な文化では、夏は5月1日から始まるのです。中国でも、同じように、5月初旬から夏が始まります。

アメリカでは、‘summer solstice’(北半球では、一年中で一番夜が短い日)の6月21日から夏が始まって、Autumn equinox(太陽が赤道上にある日)か、9月のレイバー・デーの週末まで続きます。

なかには、‘clocks go forward’ して、夜が長くなったときに、夏が始まると考える人たちもいます。でも、この夏時間でさえ、国によって違う時期に始まるのです。例えば、今年はイギリスでは、4月1日に時計が1時間進みましたが、アメリカでは、3月10日からでした。

夏の’holidays’は、たいていの場合、学年度中で最も長い休み期間です。そもそもは、子供たちが、刈り入れを手伝えるように、学校を免除されたのが、夏休みの始まりでした。けれども今や、子供たちは、暖かくて長い日中に、外で遊ぶために夏を利用しています。もちろんこれは、夏の間や3、4、5月に、熱帯のひどい‘monsoon rain’ がない地域での話しです。そして、南半球では、夏は12月1日から始まって、2月の終わりまで続きます。

多くのEF English Liveの生徒たちは、夏と冬の2つの季節しかない、サウジアラビア出身です。この国の夏は、‘temperatures’が40℃に達するほど異常に高く、ほぼ雨が降ることはありません。なにかをするときには、涼しくなる夕方か、エアコンの効いたショッピングセンターに行く方が良いようです。

このように、夏がどんなものか、だいたいは知っていても、実際に説明するのは、思っているより少し複雑なものなのです!

Helen Austen

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