TOFELとIELTS ―どのテストを受けたら良いでしょう?
自分の英語レベルを確認するために、英語のテストを受けることは素晴らしいことです。また、そのようなテストのスコアは仕事や学校で有利になるほか、移民した国で市民権を獲得するために必要となることもあります。
しかし、英語のテストには沢山の種類があり利用目的もそれぞれ違います。ここでは有名な英語のテストをいくつかご紹介しますので、あなたに合ったテストを見つけてください。
TOFELとIELTS
TOFELとIELTSは英語圏の国で勉強する人や英語で行われる授業を受講したい人用のテストです。IELTSはかつてアカデミックな内容でないものもありましたが、今ではアカデミックなテストが一般的です。
TOFELは世界で最も広く使用されているアカデミックな英語のテストですが、IELTSのほうがより正確に英語レベルの判定ができるとして、イギリスなどのいくつかの国のではIELTSのスコアを重視しています。
TOEFLのテストはオンラインでの受験と会場に足を運ぶ受験方法がありますが、IELTSは後者しかありません。TOFELとIELTSのスコアは共に有効期間は2年間なので、入学願書の締め切りから逆算してテストを受けましょう。有効期限が切れてしまったら、また受け直さなくてはいけません!
TOEIC
TOEICはビジネス英会話のテストです。特にアジアの企業ではTOEICのスコアが高いと、ビジネスでの英語のコミュニケーションに問題がない、と判断されています。TOEICのスコアは2年間有効で、英語のレベルを確認するために、会社から2年に1度の受験を求められることがあります。
OPIとOPIC
OPIとOPICは英語の流暢さを測るテストです。主にビジネス関係者や英語教師のスキルアップのためによく使われます。OPIのテストは会場に足を運んで、OPICはオンライン上で受験します。
OPIとOPICはスピーキングのみの英語力を確認したい場合に便利です。OPICはテスト会場へ行く必要が無いのでOPIより安く受験することが出来ます。
Cambridge Exams
ケンブリッジ英検は点数で英語力を測る他のテストとは異なり、「合否」方式での採点です。そのため、先生に相談したりして、自分のレベルに合ったレベルの試験を受験することが重要です。レベルは下記のとおりです。
PET – Cambridge English: Preliminary -1番易しいレベルです。この試験に合格したら簡単な英会話ができるレベルです。
FCE – Cambridge English: First -中級レベルの人が受けることができるテストです。比較的流暢に会話ができ、英語圏で生活をするのに困らないレベルです。
CAE – Cambridge English: Advanced-中上級レベルの人が受けることができるテストです。この試験に合格するためには優れたライティングとスピーキング力が必要です。
CPE – Cambridge English: Proficiency-英語のネイティブスピーカーと同じレベルまで上達したい人向けのテストです。合格するのは至難の業です。
これらのケンブリッジ英検は大学などでコースが終了したときに、英語がどれほど上達したかを確認するのにとても有効です。
他にも様々なテストがありますが、ここでは最も有名なものをご紹介しました。テストを受ける前になぜ自分はテストを受けるのか、そのテストが本当に必要なのかもう一度考えてみて下さい。大学に入るのに必要であれば大学のホームページなどを、ビザや市民権の取得に必要ならば政府のホームページや書類を確認し、どのテストのスコアが必要なのか確認してください。多くのテストでは全ての英語力を診断できますが、一部違うものもあります。
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