【英語勉強法】英語でのノートの取り方


【‘take notes’ と‘make notes’ の違い】

‘notes’という単語を使った二つの一般的な英語表現があります。私たちはよく‘to make notes’や‘to take notes’ と言いますが、この二つの違いはいったいなんでしょう?この言い回しは多くの場合、ほとんど同じ意味で使用されますが、この二つにはちょっとした違いがあるのです。

私たちが普段 ‘take notes’ を使うのは、講義や行事など、何かが起こっているその時に書く場合です。例えば、“I took notes while he was speaking so I could look at them later.” などと言うことができます。

‘Make notes’ は通常、私たちが参考資料や、何か準備しているものについて、自分の考えを短くまとめた情報として書く場合に使います。例えば、“I made notes about the information in my course book so I could write an essay.” という場合です。

【‘taking notes’ について】

今日お話しするのは、‘taking notes’ についてです。Taking notesはとても個人的なことで、人によってさまざまな方法があります。けれども、いくつかの方法は私たちみんなが共有しています。誰かが話していることを、話している通りにそのまま書き写すことは不可能です。話すのと同じ速さでタイプできる人はほとんどいないでしょうし、もしいたとしても、タイプすることに集中してしまって、きちんと話を聞くことはできないでしょう。

【英語でのノートの取り方:7つのヒント】

1. レイアウト

ノートを取る際に、最初に考えるべきことは、レイアウトです。行事が終わった後に書き込めるスペースをしっかり残しておくことが大切です。書き込んでいる行と行の間にスペースを空けておくか、ページを二つの段落に分けて、片方にだけ書き込むことができます。

2.場所取り

行事には、必ず早めに行って、良く聞こえる場所に席を取るようにしましょう。何が起こっているかも聞こえないのに、ノートを取ることはできませんからね!

3. 次は自分が何を書くかを考えることです。

日付や時間、名前、感情や行動を表すキーワードといった、一番重要な単語だけを書き取ってください。私・あなた・彼・彼女といった単語にはかまわずに、前置詞もほとんど無視してください。もし矢印や図形など、絵を描く方が早ければ、単語の替わりに使用してください。

4.  タイトルやサブタイトルを付ける

タイトルやサブタイトルを付けて情報を整理すると、後で情報が探しやすくなります。下線や囲み枠、記号を使って自分の頭やノートの情報と関連付けるようにしましょう。

5. 省略形を使うことを忘れないでください。

いくつかの単語や決まり文句には、‘eg.’ や‘tbc’ 、‘ie. ’といった標準の略語があります。もちろん、自分だけの略語を発明してもいいですよ。ノートを取っている主題に関わる、頻度の多い単語について、省略形を考えてみましょう。ただ、後で忘れないように注意してくださいね!

6. 行事に遅れない

ノートを取ることよりも、行事に遅れないでついていくことに集中するのは、とても重要なことです。自分のノートよりも、話している人にいつも注意を向けるようにしましょう。もしも何かを書き取ることができなかったとしても、キーワードを一つ書き残して、スピーカーが今なにを話しているのかに集中してください。

7. 行事の後はすぐにノートを見直しましょう。

使わないのにノートを取る意味はまったくありませんからね。行事の後に見直して、行事中は書き取れなかった詳細を書き込むようにしましょう。

これら7つのヒントを実際に試してみて、あなたに合うノートの取り方のスタイルを見つけてください。役に立つ自分のノートの取り方を持っていることはとても大切で、私たちにとって個性のようなものです。

Nina

Image by Marco Arment