【英語学習法】スティーヴン・ホーキング博士から学ぶこと


祝アカデミー賞作品賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞、作曲賞ノミネート

『車椅子の天才物理学者』として知られるスティーヴン・ホーキング博士。ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病抱え、余命宣告までされながらも数々の研究を行い、現在の宇宙論に大きな影響を与えた偉大な人物であることは皆さんご存知ですよね。そんな博士が病気を宣告され、元妻のジェーン・ホーキングと知り合った頃からの壮絶な半生を描いた映画 『博士と彼女のセオリー』 は2015年3月に日本でも劇場公開されます。

先日のゴールデングローブ賞では見事二部門での受賞、そしてアカデミー賞では主演の二人がダブルノミネートだけではなく、一番重要な部門である作品賞にもノミネートを果たしました!主演のエディ・レッドメインとフェリシティ・ジョーンズはイギリス出身なので、イギリス英語のリスニングの勉強にも最適ですね。

スティーヴン・ホーキング博士の学問的な才能だけではなく、多くの人々はもっと別の次元で彼から影響を受けています。ホーキング博士は身体のほとんどの部分を動かすことのできない病気と闘っていて、話すときには音声合成器を使わなくてはならない状態にも関わらず、世界でも最高レベルの科学者としての地位を確立しています。このことから私たち、英語学習者が学べる重要な教訓がいくつかあるので、皆さんにご紹介をしようと思います。

【英語を話さない言い訳はしない】

私たちはみんな、学習中の言語で話をしないことについて言い訳をします。恥かしいときや、間違えることが気になるとき、考えていることを表現するのが難しいときもあります。ホーキング博士は、音声合成器を操作するのに目や頬を使って一つずつ文字を選択しました。彼はまだ公の場に姿を現すことができますし、人々は彼の話を聞きたがっています。英語学習中に英語で話をするには努力が必要ですが、あなたの意見を聞いてもらうことは大切です。

【どのように言うかではなく、何を言うかを人は聞いている】

世界中のたくさん人々がホーキング博士の話を真剣に耳を傾けるのは、彼が話すテーマが尊敬に値するからです。彼の話す音声合成器の音ではなく、講義の内容に興味があるからなのです。これは、私たちが言葉を話すほとんどの場合に当てはまります。言葉は考えを伝えるための道具にすぎません。正しい文法やボキャブラリーを使うことも重要ではありますが、話の内容が興味深いことはもっと重要なのです。

【テクノロジーを有利に活用する】

私たちが人生で出会う人たちの中に、話すときに音声合成器を使う必要がある人というのはなかなか知り合う機会はないかと思います。しかし、音声合成器は英語学習者にとって別の方法で役に立ちます。例えば、サンプル音声は新しい単語の発音の仕方を教えてくれますし、英語の文章を読むときに音声合成器で聞いてみることで、音読のスピードを強化して、新しい単語の意味を文脈から推測せざるを得なくする便利な道具になります。EF English Liveの自己学習教材の中ではたくさんの音声を聞くことになりますし、発音のテストも含まれるため、大いに学習に役立てることが出来ます。

今度あなたが英語を話すことは難しすぎると思ったときには、自分の考えをはっきり伝えることと、なにか興味深いことを伝えることに集中してください。いきなり国際的レベルの物理学者にはなれませんが、あなたが言いたいことを聞いてもらえるようになるのは確実です。

Lena