間違いやすい英語:while、during、throughout”の使い分け


英語教師の私が頻繁に耳にする間違いは、同時に起こっている二つの行動について話すときに、生徒たちが“while”と“throughout” を混同してしまうことです。

幸いにもこの間違いは、表現の使われ方の違い(表現したいシチュエーションの違い)を考えれば、簡単に、正しく理解することができます。

While

同時に起こっている二つの行動について話すときには“while”を使います。
どちらの行動も明確にするために、“while”の後には「主語+動詞」の節を使用します。

<例>
• “I took the kids to school while she was at work.”
• “The phone rang while I was taking a shower.”

During

一定期間続くほかの出来事との関連で起こる事柄について話すときには“during”を使います。“During”の後には名詞を使います。

時間の長さや、出来事の出発点や終点について話すときには、“during”は使用できませんのでご注意ください。

<例>
• “I went skiing several times during the winter.”
• “I was really bored during the meeting.”

Throughout

“During”とほぼ同じように活用されている“throughout”ですが、一つ目の行動が、二つ目の出来事が起こっている間中、もしくは二つ目の期間中に間隔を置いて起こる、という点で違います。

<使用例1>
• “I went skiing several times during the winter.”
(スキー旅行はすべて冬の始めのみに行ったのかもしれません。)

• “I went skiing several times throughout the winter.”
(おそらく、スキー旅行は定期的なもので、冬の間中行っていたのでしょう。)

<使用例2>
• “I was really bored during the meeting.”
(話し手が退屈していたのが会議の始めなのか、会議の終わりなのか、もしくは会議の間中だったのかは不明です。)

• “I was really bored throughout the meeting.”
(話し手は会議の間中ずっと退屈していました。)

いかがでしたか?

英語の勉強中に音楽を聴いたりしますか?
週末は何をしていましたか?
あなたの趣味は一年中できることですか?
それとも天気の悪いときにはできない趣味でしょうか?

これらの質問に答えることで“while”, “during”, “throughout”の正しい使い方が覚えられますから、次回英語で話すときに使えるようにしてくださいね。