【英文法】動名詞と不定詞を英語教師が解説


ネイティブ英語講師として、私がもっともよく質問されるのが動名詞と不定詞についての質問です。

“I enjoy playing football”のように動名詞が後に続く動詞が多いですが、”I want to play football this weekend”のようにtoと不定詞が続く動詞もあります。

その他にも、助動詞の場合が多いのですが、”I might play football this weekend”のようにtoを使わない不定詞が続く場合もあります。そのうえに、動名詞と不定詞の両方とも使える動詞まで存在します。

では、動詞に動名詞が続くか、不定詞が続くかを判断する規則は存在するのでしょうか?実は残念ながら存在せず、どちらなのかを覚える方法は二つあります。

【単語リストを作る】

一つ目の覚え方は、それぞれの動詞のリストを作ることです。動名詞と不定詞のどちらか一方しか続かない、よく使われる動詞を覚えるのに役立ちます。

中・上級向けの英語の参考書には、このような動詞の例を挙げているものはたくさんあります。こういった動詞を覚えて、どれだけ覚えているかを確認するために教科書の穴埋め問題やマッチング問題をすることは、動名詞と不定詞の働きを理解するよい方法です。

しかしこの方法は、一定の量のボキャブラリーまでしか実用的ではありません。

どんなに記憶力が優れた人でも、英語の全ての動詞と、その後に動名詞と不定詞のどちらが続くかまで覚えられる人はいないからです。上級者レベルで動名詞と不定詞を流暢に使うためには、ネイティブスピーカーがどのように使っているのかを考えるほうがより効果的です。

英語のネイティブスピーカーが動名詞と不定詞を使い分けるために、長いボキャブラリーのリストを暗記するでしょうか?しませんよね。ネイティブスピーカーに、動詞の後に動名詞と不定詞のどちらを使うかをなぜ知っているのかと質問すれば、「そのほうが自然に聞こえるから。」と答えるでしょう。

ネイティブスピーカーが本能的に正しい使い方を知っている理由は、過去に何度もその単語を見たり聞いたりしたことがあるからです。ですから、聞いた覚えがなくても、正しい使い方を聞き分けることができます。

【インプットする】

二つ目は、インプットを通じて正しく使い分ける方法です。できる限り英会話や英語の文章に触れるようにして、正しい使い方がどういう風に聞こえるのかを理解し、本能的に聞き分けられるようにするということです。

この方法は、英語の特徴である連語、慣用句、前置詞などを覚えるのにもよい方法です。どんなインプット活動を行うかを決める際には、自分の生活に関連のあるものを選んでください。

例えば、仕事のために英語を勉強している場合には、自分の仕事についての記事を読んだり、ビジネスニュースを聞きましょう。一般的な英語を勉強している場合には、自分と似た年齢の人が出演しているラジオを聞いたり、テレビ番組を見てください。

読んだり、聞いたりしている間は、何が話されているかを理解するのと同時に、面白い表現や聞き慣れない表現があれば、どのように話されているかを聞いて、まねをしてみてください。

動名詞と不定詞を使いこなすには、この二つの方法を組み合わせるのがもっとも効果的です。まず、一つ目の方法で十分に自分を表現できるだけのボキャブラリーを覚え、そこからインプット活動に移行して、表現できる幅の広い、もっと流暢な英語を身に付けてください。

さっそく今日から、英語の文法をもう一度勉強しなおして、動名詞や不定詞が続く動詞をいくつ知っているか数えてみましょう。一ヵ月でその数を倍にしてみてください。大変な挑戦にはなりますが、英語力は伸びること間違いありません!