なぜ英語を話すことが怖いのか


あなたは英語を話すことにたいして恐怖感がありますか?もしあるとしたら、その恐怖感がなぜあるのでしょうか? 外国人の顔が怖いからですか?怒られるからですか?それとも相手に伝わらないことからですか?

私もそうでしたが、おそらく恐怖感を抱く大きな理由として

「間違えること」や「間違えた上で恥をかくこと」

だと思います。今回は私の実体験とともに、どうやって恐怖に打ち勝ったかご紹介します。

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【授業で発言するのが怖い】

私が学校で語学を習っていたときは、いつも授業で発言するのが怖かったものです。もし間違ってしまったら、笑われてしまうかもしれないと心配だったのだと思います。フランス語とドイツ語の授業で、そこそこの成績は収めましたが、流暢に話すことはできませんでした。

その後しばらく経って、私は海外で暮らすために、別の言葉を勉強する必要ができました。今回は今までとは違う学習方法を試すことに決めました。その方法とは、

「授業以外でも、みんなに話しかけるように努力すること」

です。

さあ、そこで私は何を発見したでしょう?

【怖がる必要はない】

そうです!今までずっと怖がっていたことは、まったく不必要なことだったと知ったのです。私が本当に初心者なのにもかかわらず、誰も笑う人はいませんでした。それどころか、そのことが余計にみんなの励みになったようでした。話せば話すほど、自信が持てるようになりました。自信がついてくるにつれ、その言葉を違った方法で学習したり、試してみることができたのです。もっと安心できるようになると、同じように、その言葉も上達していきました。

新しい言葉を話すときに、なにも恐れることはありません。たしかに、プレゼンや、試験がある場合には、正確に話す必要があるかもしれません。けれども、そういった状況でなければ、間違っても、まったく問題はないのです。それどころか、間違うことをしなければ、言葉の幅を広げたり、習得することはできませんから、間違うことはよいことでもあるのです。

【間違いから学ぶ】

あなたが話をしているときに、聞いている人はたいてい、その内容に注意を向けています。あなたが実際に相手に伝えている情報そのものです。相手はあなたが、もし英文法を間違えたり、英単語をすこし間違えたとしても、その間違いが、あなたの言いたいことの意味を妨げてしまわない限り、気がつかないでしょう。最悪の場合、そうなったとしても、相手はあなたに、繰り返して言って欲しいと頼むだけのことです。

語学に精通するためには、広範囲の多様な構文を使用できるようにならなければいけません。そのための唯一の方法は、実践してみて、たまには間違ってみて、そこから学んでいくことだけなのです。

私のこういった語学学習の経験が、私が教師になろうと思った理由でもあります。私のクラスを、間違いなんか気にせずに、気持ちよく言葉がしゃべれる、安全な場所にしたかったのです。間違いを直したり、正しい言い方を教えることが、教師でいることのおもしろさであり、私の生徒たちが、もっと話せるようになるために必死で努力していることを知ることにもなるのです。

怖がることはなにもありません。さあ、立ち上がって、今日から英語をドンドン話してみましょう!

Wil P

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