アクセントなしに英語を話すことが不可能な理由

【自分の英語にアクセントはある?】

EF English Liveで英語を勉強する人は、よく私に「アクセントなしに英語を話したいです。」と言いますが、残念ながら、それは不可能だと答えています。

どういう意味でしょうか?

すべての人は、独特のアクセントで英語を話しますが、ほとんどの人が自分にはないと思っています。自分自身のアクセントは、本人には普通に聞こえるので、それが他人には独特に聞こえるかもしれないのを忘れているのです。

例えば、私はロンドンに住んでいますから、ロンドンのアクセントで話します。ロンドンでは、他のみんなのアクセントと同じなので、私にはアクセントがないと思われています。けれども、私がイギリス北部の街を訪れた場合には、みんなと違うので、人は私のアクセントに気がつきます。

つまり、あなたがもし少しでも英語が話せるならば、あなたには何らかのアクセントがあるということです。

【標準的な英語が存在する?】

イギリスにはReceived Pronunciationのような、BBCのニュースキャスターの発音に近い、いわば標準英語のようなものが存在します。そしてアメリカには、中西部アメリカのアクセントに近い、General AmericanStandard American Englishがあります。

こういった発音は、マスコミ内部で一般的ですが、それでもやはりアクセントだと見なされています。すべての人にアクセントがあるのです。

【アクセントは語る?】

これで私たちは、すべての人の英語にアクセントがあるとわかりましたが、これらのアクセントは、いったい私たちの何を語っているのでしょうか?

アクセントは、私たちがどこからやってきたのか、世界のどこ出身なのかを明らかにすることができます。アクセントを、その人物の社会的背景の目安にする人もいます。

アクセントはまた、私たちがどこへ向かっているのかも表します。多くの人が、異なった場所や、別の集団などの新しい環境に適応するために、自分のアクセントを変えようとするからです。

ただし、アクセントは私たちがどんな人間かを語ることはできません。アクセントは衣服のようなもので、外観を変えることはできますが、ただそれだけのことです。誰かが他の人のことを、その人のアクセントに基づいて判断した意見を持っていたとしたら、それはただ、既成概念にあてはめているにすぎません。

 【アクセントより大切なもの?】

ではここで、最初の「アクセントなしに英語を話したいです。」と言う人に話を戻しますが、私はこの人たちにどんなアドバイスをすればよいのでしょうか?

私の意見では、はっきりと話すことに専念して、理解してもらうことが先だと思います。その後で、もしアクセントを変えたいのなら、自分が聞いていて好きなアクセントや、英語がわかりやすく聞こえるアクセントを選べばよいでしょう。すぐに見破られますから、アクセントで別人になりきろうとするのはやめてくださいね。あなたらしさを失わずに、話し方を通して、あなた自身の良さを輝かせてください。

 

Wil Procter

 

 

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