ネイティブ先生として働く生活:印象に残った「日本人生徒」


こんにちは。

私はイギリス出身のHelenです。皆さんはもちろん私の母国語が英語ということはお分かりですよね?なので私は「ネイティブ先生」として英語を教えています。

約18年ほど、教える仕事に携わってきました。その中でも私が印象に残った生徒を紹介します。

【嵐の中でも勤勉だった日本人生徒】

世界で一番裕福で、世界で一番英語を話す人口が多い、そして世界一の最先端技術を持っているアメリカ。

しかし、マイアミでの休暇中、現役を引退した一人の日本人ビジネスマンの生徒は、観光名所を見物する代わりに、ホテルの部屋の中を歩きまわっていました。

窓の外を見ると、薄暗く、キラキラしたネオンもありません。

マイアミは今年も停電の真っ只中だったのです。何も機能していないのです。

彼が滞在しているホテルも暗く、**EF English Live**にログインをして、私と話すために使っているパソコンがほのかに明るいだけ。

45分間、彼は外の雨音や雷を気にすることなく、定年後の趣味である英語を勉強することに集中しました。彼はアメリカで文字通り隔離された状態になりましたが、バッテリーの充電が続く限り、世界とつながることができたのです。

アメリカの広大な地域が水に浸かってから数日、電力網はダウンしました。ハリケーンサンディは東海岸を遮断しました。しかし、何百万にもおよぶヒスパニック系移民たちは、サンディには自分たちのアメリカンドリームを邪魔させない、と決意したのです。

サンディーがもたらした混沌とした状況の中で、みんなが声をあげました。

シングルマザーの女性の生徒とその妹は幸いにも仕事がありました。もちろん賃金は低いですが。そして、交通網は麻痺していて、職場までたどり着くのも困難です。

たった一つ、彼女の将来の展望を明るく、そして彼女と子供を貧困から救ってくれるもの、それは英語でした。

ハリケーンによって多大な被害を受け、ほとんど私の声を聞くことさえままならない中、彼女はログインをして私のクラスに参加したのでした。本当に驚きました。

**EF English Live**で働くということは、とても名誉なことです。

毎日この2人のように、どんな境遇にあろうとも、真剣に英語を勉強している真剣な生徒に出会うことができます。EF English Liveで英語を学習しているそれぞれの人にそれぞれのストーリーがあります。

あなたにはどんなストーリーがありますか?