間違いやすい英単語:「Listen」と「Hear」


EF English Liveの生徒たちは、ライブレッスンの時にマイクのテストをしながら、“Do you listen me?” と質問してきます。残念ながら、この言い方は間違いです。そのため、今回のブログ記事では、よく間違えてしまう**‘listen’** と ‘hear’ の違いをご説明したいと思います。

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【Hear】

では、まず最初に、 ‘hear’ についてお話ししましょう。人間は一日の内に、色々なことを聞きますよね。くでしょう。朝起きて、目覚まし時計の音を聞いたり、裏庭で近所の子供たちが遊んでいるのが聞こえるでしょう。もしも、私のようにテレビを見ながらパソコンもいじるようなタイプの人だったら、なにか別のことをやっている間にも、後ろでテレビドラマの声が聞こえているでしょう。あなたの耳に入ってくるものは、こういった雑音や音です。

さらに、なにかについての情報を得たときや、ほかのだれかにその情報を伝える必要があるときにも ‘hear’ を使うことができます。例えば、有名なだれかの講演で、講演者が言ったことを友達に伝えたいときには、“I heard her say…” などと言うことができます。

【Listen】

次は**‘listen’** についてですが、これは、言われたことの内容に焦点を絞りたいときに使います。つまり、講義や授業、テレビ番組、スポーツの得点などを聞くときに使うのです。いつもというわけではありませんが、私たちはよく**‘listen to’** と言いますよね。‘hear’‘listen’ は目的語をとりますが、‘listen’ は目的語と一緒に’to’を使います。たとえば**“I like to listen to music”**といった感じです。

つまり、あなたのマイクがちゃんと機能しているかを先生に質問するときには、実際にあなたが言っている言葉に集中して欲しいのでも、注意を払って欲しいのでもなく、あなたの声が聞こえているかどうかを質問したいのですから、 ‘Can you hear me?’ を使うということを覚えておいてくださいね。携帯電話で話している時も、相手が聞こえているか確かめたいときも同じ表現になります。

Kelly Dawar

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