あなたが個人的に窃盗の被害者にならなければよいのですが、きっとあなたも注目を集める事件についてのニュースを読んでいてrobberyやburglaryといった単語を目にしたことがあると思います。どちらも窃盗の類を表す単語ですが、少しだけ違った意味を持っていますので、下の定義を読んでみてください。
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【robberyの定義】
この犯罪は、誰かが暴力や脅迫によって、物理的に他の人からなにかを奪うことです。robberyはpetty theftとは違って、いつも何らかの暴力を伴っています。強盗はまた、holdupやstick upと呼ばれることもあります。
【burglaryの定義】
burglaryも、許可なしに他の人からなにかを奪うことです。一般的に、犯罪を犯す目的で建物へ不法侵入することを意味しています。通常、その犯罪というのは窃盗です。そして、この建造物侵入罪のことをbreaking and enteringとも言います。
【二つの主な違い】
robberyとburglaryの主な違いは、窃盗の被害者がその場に居合わせているかどうかです。robberyでは、被害者は目の前にいるので、犯罪者からの暴力に対する脅威を感じます。けれどもburglaryは、たいてい被害者が自分の所有地から離れている間に行われます。
私は元々インド出身なのですが、母国語にはこの微細な区別がある二つの単語は存在しません。日本語にはこの2つのような単語の違いはありますか?泥棒について話すときの他の言い方があればコメント欄から教えてくださいね。
Kelly D
7 comments
日本語では「強盗」と「空き巣」でしょうか。
thief = 泥棒(どろぼう)・窃盗(せっとう)・盗み(ぬすみ)
burglar = 不法侵入(ふほうしんにゅう)・忍び込み(しのびこみ)
robber = 強盗(ごうとう)
空き巣(あきす)は、居住者の留守中に住居に忍び込んで物を盗む行為です。英語ではburglaryに置き換えることができます、しかし、対象とする範囲は異なります。日本語の「空き巣」が対象とする建物は個人住居に限られます。大きなビルディングに侵入して重要書類を盗みだすような場合には空き巣とは言いません。
日本語には、スリ(pickpocket / pocket thief)という言葉があります。スリは名詞ですが、スルという動詞もあります。海外旅行の際は財布をすられないように注意していたにも関わらず空港から出るや早速すられた。「すられた」というのは「スリの被害にあった」という意味です。「おこなう(do)」という意味の「〜する」とはアクセントが少し違います。
docci様
非常に詳しい説明、誠にありがとうございます。
Yoshio Matsumoto様、docci様のご説明にてご理解いただけましたでしょうか。
念のため、弊社のアメリカ人スタッフにも確認したところどの言葉も間違いではないそうです。
例えばオフィスからの窃盗はThief、家への空き巣はburglarと基本は理解しますが、使われる環境によっては空き巣をThiefと呼ぶこともあるようでした。
今後ともEF English Liveをよろしくお願い致します。