【ビジネス英語で避けたい!】よくある間違いと正しい表現


ビジネスの世界は競争が激しく、完璧なビジネス英語はかなり有利に働きます。

経験という財産にプラスして、英語スキルは理想の仕事に近づくカギになるはず。

完璧な英語は、ビジネスで非常に重要ですから、ビジネス英語の一般的な文法上の間違いを認識することはとても役に立ちます。

今回は、ビジネス英語の間違いを避けたり訂正したりできるように、よくある間違いをご紹介しましょう。

二重否定を避ける

この間違いを調べる一番の方法は、単純な例について考えることです。
例:
This Account Agreement expires if no money is not credited to the Account by April 30th.

この文章は英語を話す人にとっては下記のような意味になります。
This Account Agreement expires if money is credited to the Account by April 30th.

この文法的な概念は「negative concord:否定呼応」とよばれるもので、混乱を招くことがあります。スペイン語、ポーランド語、ハンガリー語などの言語では否定呼応が存在するので、二重否定が使われたときには否定を強めることになります。

ところが英語やドイツ語には否定呼応がありませんから、二重否定は肯定に変化すると理解されています。あなたの母語に否定呼応が存在する場合は、この間違いにはもっと注意が必要でしょう。

上記の例文は次のように訂正する必要があります。
This Account Agreement expires if no money is credited to the Account by April 30th.

In futureなのかin the futureなのか?

ビジネスは常に将来のための計画ですから、futureという単語はビジネスのコミュニケーションに何度も登場します。

将来のことを話すときには、混乱しやすいin futureとin the futureの二つを混同しないように注意が必要です。どちらを使うのかを決定する役に立つ簡単な例をみていきましょう。

例:
In the future we plan to make significant investments in Romania and Bulgaria.

in futureはfrom now on and alwaysという意味です。上司や同僚が従業員や同僚の行動様式や習慣を変えたいという願望を表すような状況で、叱責の一部として日常的に使われているのをよく耳にします。

例:
We’d like you to be more punctual in future.

それに対してin the futureはat/from some future point in timeという意味です。
例:
The company plans to make major changes to the customer service division in the future.

alsoの使い方

英語ではalsoという単語は動詞の後ではなく、主語と動詞の間に位置します。メールによるコミュニケーションで特によくみられる間違いですが、動詞の前に置くと覚えることで簡単に直すことができます。いくつか例をみていきましょう。

間違い
We included also the invoice for your records.

正解
We also included the invoice for your records.

間違い
The information above applies also to the shipping department.

正解
The information above also applies to the shipping department.

良いコミュニケーションの秘訣と対策は?

効果的にコミュニケーションできなければ、完璧に英語を身に付けても何の意味もありません。英語そのものを学習するだけでなく、効果的なコミュニケーション能力を身に付けることを忘れないようにしてください。そのための簡単な方法を3つご紹介しましょう。

1. 同僚とコミュニケーションするときには、視線を合わせて注意して聞くようにしましょう。

2. コミュニケーションスキルを練習できるように、電話会議やミーティングにはできるだけ参加する努力をしましょう。

3. プレゼンテーションで提案することを怖がらないようにするか、少なくとも参加をしましょう。そうすれば、堂々と率直にはっきりと話すことを身に付けることができます。練習すればするほど身に付きます。

他者からのフィードバックは役に立つますし、自分の間違いやすい部分について学ぶことができるので、本当の意味で上達する助けになります。

あなたは同僚が今回ご紹介したような間違いをするのに気が付いたことはありますか?

ビジネス英語でよく間違えるものや、今後の間違いを避けるために行っていることがあれば、コメント欄からぜひ教えてくださいね!