間違いやすい英語:英単語「bye」と「buy」と「by」
今回は、みなさんが英語の文章を書くときによく間違える単語についてお話したいと思います。
それは、**‘bye’と‘buy’と‘by’**です。これら3つの英単語はまったく同じ発音ですが、つづりは異なり完全に違う意味をもっています。そんな単語の違い完璧だよ!という方も、よかったら確認をしてみてくださいね。
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【bye】
では、最初に‘bye’から見ていきましょう。 これは、ある場所から立ち去るときに、ネイティブスピーカーたちがよく使う単語で、‘goodbye’が短縮されたものです。みなさんも見たことがあると思いますが、たいていは手のひらを相手に向けて左右に振りながら言います。 おもしろ豆知識:‘goodbye’は古典英語で“God be with you.”という意味だったそうです。
【buy】
次は、‘buy’についてお話ししましょう。 これは、例えばスーパーなどでものを買ってお金と商品を交換するときに使われる動詞です。すでに購入したものについて話すときに、名詞として使うこともできます。お店でセール中の人気商品は‘a hot buy’と表現されたりします。名詞としても使われることを知らないと、お得なセール品を見ても通り過ぎてしまうかもしれませんから、ぜひここで覚えてくださいね!
【by】
最後に、‘by’についてです。 これは、ある行動を起こしている人物を特定するときなどに前置詞として使われます。例えば、“this blog is written by Kelly”のように使います。ここでは、誰がブログを書いたのかを明らかにしているのが分かりますね。 また、この‘by’は副詞として使われることもよくあります。例えば、“the tray is by the fridge.”のように、あるものの位置を説明するときに、他のものと関連させて‘by’を使うことができます。また、‘by’をある日付やある時間の前につけると、その出来事は書かれている時間よりも前に起こるということになります。例えば“we will have the meeting by 4:30”のような場合には、会議は4時30分か、それより前に始まりますが、それより後ではありません。これもよく覚えておいて、会議に遅れないようにしましょう!その他の‘by’ の使用法としては、ものの大きさについて話をするときなどがあげられます。例えば、“the room is four meters by five meters”とは、部屋が“four meters in length and 5 meters in width”の大きさだという意味です。
【スペルの覚え方】
さて、どうやってこれらのスペルの違いを覚えたらよいでしょうか?それが、問題です!まず、‘goodbye’は古典英語で“God be with you,”だったことを思い出してください。では、‘you’はどうだったのでしょうか?それは、‘ye’というつづりだったのです。ですから、‘bye’は‘b + ye’というふうに覚えると便利ですね。 それから、お店で買い物するのは‘you’ですが、この‘buy’という単語には‘u’が入っています。こうやって覚えると、‘buy’という単語を見たら、「ああ、これは買うという意味だな」と思い出すヒントになるでしょう。 最後に、‘by’についてですが、正直に言うと、私にはこの単語を覚えるコツは思いつきません。でも、ほかの二つを覚えるコツさえ忘れなければ、‘buy’や‘bye’が使えないときはいつでも‘by’を使うべきであることがわかります。 英語には同じ発音で、意味とつづりが違う単語がいくつもあります。少しずつ覚えて、更に英語を使いこなしましょう。
Kelly Dawar
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