バイリンガルな5人のハリウッドセレブ
ハリウッド映画界は、アメリカそのものと同じように英語に制覇されていますが、膨大な数の人々が英語以外の言語も流暢に話せます。
ペネロペ・クルスやハビエル・バルデムのように国境を超えたヒスパニックの人気スターから、ジョディ・フォスターのフランス語や、グウィネス・パルトローのスペイン語のように、隠れた語学の才能があるハリウッドセレブもいます。コリン・ファースのイタリア語や、ジョニー・デップのフランス語のように、配偶者のために勉強した人たちも含めて、映画界はマルチリンガルな環境なのです。
では、EF English Liveから5人のバイリンガルなハリウッドセレブをご紹介しましょう!
1. サンドラ・ブロック – ドイツ語
オスカー女優で映画プロデューサーでもあるサンドラ・ブロックは、生まれも育ちもアメリカですが、ドイツ語もペラペラなんです。どうしてでしょう?実はドイツ人のオペラ歌手だった彼女の母親は、ニュルンベルクに駐留していた父親と出会って、1964年にサンドラが生まれたのです。そして彼女は、1987年に初めて映画に出演し、2010年に「しあわせの隠れ場所」でアカデミー主演女優賞を受賞しました。2000年にはドイツのアカデミー賞に相当するバンビ賞を受賞し、受賞スピーチをドイツ語で行っています。
2. シャーリーズ・セロン – アフリカーンス語
EFイングリッシュライブの教師も南アフリカ共和国出身が多くいますが、シャーリーズ・セロンもこの国出身のハリウッド女優です。そのため、広く普及しているアフリカーンス語も英語と同様に流暢に話します。今ではオスカー女優として知られる彼女は、時々このCNNのインタビューのように、アフリカーンス語を話しています。
3. ミラ・クニス – ロシア語
ウクライナで生まれて7歳まで住んでいたミラ・クニスの母国語は、英語というよりはむしろロシア語だそうです。おまけに彼女は家族とはいまだにロシア語で話していて、両方の言葉を流暢に使いこなすことができるので、ロシアや、旧ソビエト連邦の国々では自分の仕事の大使としても人気があるそうです。彼女がメグというキャラクターの声を担当しているテレビアニメ「ファミリー・ガイ」の一遍では、終盤でロシア語を話しています。最近はかつて「ザット’70sショー」の共演者だったアシュトン・カッチャーとの_第1_子が誕生したのも記憶に新しいですが、子供もバイリンガルとして育てるのでしょうか?
4. ナタリー・ポートマン – ヘブライ語
ナタリー・ポートマンは、バイリンガルの親友ミラ・クニスよりもたくさんの言葉が話せて、なんと5ヶ国語を流暢に操れます。彼女の母国語は、英語とヘブライ語の2ヶ国語です。ナタリーはイスラエルで生まれて、3歳の時に家族と一緒にアメリカへ移住しています。ニューヨークでユダヤ人の小学校に通って2つの母国語を維持しました。アメリカとイスラエルの二重国籍を持っていて、イスラエルにいる時の方がくつろいだ気持ちになると頻繁に発言しています。フランス人バレエダンサーのベンジャミン・ミルピエと結婚したナタリーは、現在はフランス語を勉強中で、2014年にパリへ移住したようです。彼女が勉強したスペイン語、ドイツ語、日本語と同じように、フランス語もきっと上手くいくでしょうね!
5. ヴィゴ・モーテンセン–デンマーク語
ヴィゴ・モーテンセンは、デンマーク人とアメリカ人のハーフで二重国籍なので、他の俳優とは違って英語以外の言語も容易にこなせます。ナタリー・ポートマンと同じく、彼も外国語を習得する情熱と明らかな才能があるようで、スペイン語に加えて、イタリア語とフランス語も多少話せます。このブログでご紹介した女優も含めた他のハリウッドセレブたちとは違い、彼は多言語を自分の仕事に活かしています。モーテンセンは、アメリカではロード・オブ・ザ・リングの英語を話す役柄でよく知られていますが、母国デンマークでも大ヒット作に出演していますし、素早く核心に入っていけるのでスペイン語で演じるのもとても楽しいとも話しています。
ざっと5名のバイリンガル俳優をご紹介しましたが、他にも何ヶ国語も話すことの出来るセレブをご存知ですか?