英語で効率よく速読するコツ6つ


英語で読書をするのは大変なことがありますが、母国語でない場合は特にそうです。自分の知らない単語につまずくことがよくありますし、つまずくと読むペースはどんどん落ちてしまいます。

英語で効率よく素早く読むためには、スキミングとスキャニングの能力を伸ばすことが大切です。スキミングとは、文章全体を素早く読み通してその趣旨をつかむことで、スキャニングとは、ある特定の情報を探しながら文章を読むことです。

今回は、英文速読のためのスキミングとスキャニング能力を伸ばす6つの方法をご紹介しましょう。

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1. Set a time limit (時間制限を設ける)

スマートフォンを持っていますか?英語の文章を読むときに、スマートフォンのタイマー機能を使って自分で制限時間を設けてみましょう。単語100個を30秒で読むところから始めてみてください。これは知らない単語を調べたりしてつまずくのを止めるよい方法です。時間制限があると意識していると、文章全体の意味を理解するために、自分が知っている英単語やイディオムに集中せざるを得なくなります。

スキミングとスキャニングの両方に時間制限を設けて、文章の詳細をすべて読もうとしてつまずいてしまわないようにすることが大切です。スキャニングの場合は段落ごとに数秒などの、より短い制限時間に設定してください。これは、スキャニングをする際には文章の中の大事な情報だけを探すことに自分を集中させる必要があるからです。

2.  Try and think up an alternative title (別のタイトルを考えてみる)

タイトルはたいてい文章内の主旨を理解するための大きなヒントになります。上記のようにスキミングを練習するときに、タイトルを隠して制限時間内に英文を読んでから、タイトルがどんなものかを推測してみてください。自分で考えたタイトルが元のタイトルと似ていれば、文章の主旨を正しく理解していることになります。

3. Work out what information you’re looking for before you read (読む前にどの情報を探しているのか把握する)

これはスキャニングをするときのコツです。まず英文の中から、特定の質問への回答や、自分のリサーチ用に探す必要がある事柄など、探すべきものをあらかじめ把握するようにしましょう。それは数字ですか?日にちですか?それとも名前ですか?もしくはそれ以外の特殊な情報なのかもしれませんね。自分がどんな種類の単語、もしくは表現を探しているのかを知っていれば、不必要な情報は無視することができます。

4. Highlight bits to come back to later (後で読み返すためにハイライトを入れる)

制限時間内にスキミングして読むときには、どうしても文脈から意味を推測する時間が取れない単語が出てきます。こういった英単語に時間を取られてしまわないことが大切ですが、これらの英単語を自分のボキャブラリーに加えたいならば、後で意味を推測したり、辞書で調べたりできるように、読みながらハイライトや下線を引いておきましょう。ハイライトや下線を引くことで、後で読み返す際にゆっくり英単語の意味を調べられるので、読んでいる間はその単語のことを忘れて、安心して先に進むことができます。

5. Read backwards (逆から読む)

自分に必要なキーワードを探しながら、下から上に向かって英文を読んでいきましょう。これはスキャニングをするときにしかできませんが、一つ一つの英単語に集中することなしに、必要な情報を与えてくれる単語だけを探して速く読めるようにする素晴らしい方法です。

6. Turn the page upside-down (ページを逆さまにする)

これもまたスキャニングにしか使えない方法です。(本全部を逆さまには読めませんからね!)これも、すべての英文を読んでつまずいてしまわないように、必要な情報だけを探すためのコツです。でも通勤中など、公共の場ですると少し変に見えますから、家で練習した方がよいかもしれませんね。

以上が英文速読のための6つの方法ですが、どれか使っている方法はありますか?もしくはあなた独自の方法がありますか?下のコメント欄から教えてくださいね。

Wil Procter

Photo Credit: Ginny | Flickr