英語の謎:「I」は大文字なのに「me」が小文字なのは?

私はかなり長い間、英語教師をしています。その間には、大勢の文章を読んできました。その中で、たくさんの間違いも見てきました。そういった間違いの中でも、特に目立つものが一つあります。

それは、1 人称でIと書くときに大文字にするのを忘れるという間違いです。

なぜ忘れやすいのかは、私にもよく理解できます。というのも、大文字を使う際の規則が存在するにもかかわらず、Iはその規則に当てはまらないからです。

文章の最初の文字や、しかるべき名詞や名前に大文字を使うことは覚えやすいのですが、Iはこれらには当てはまりません。

Iは、meやyouと同じように代名詞なのに、なぜmeやyouは大文字にする必要がないのでしょうか?実は、簡単に言ってしまうと、誰も本当のところは知らないのです。

言語の歴史を研究しているetymologistsでさえ、確実なことはわかりません。ただ、いくつかの学説があるのでご紹介しましょう。

1. I の発音が時とともに変化した。

ドイツ語のichという単語からきているので、元は同じようにticketのiと同じような短い音でした。現代の長いbikeのIのような音に変化したときに、長い音だとわかるように文字も大きくなりました。

2. 小文字のiは読みにくい。

大文字Iの方が単独で使用した際に見やすいので、読みやすいように大文字を使用するようになりました。

3. 書いている人物が重要だということを示す。

Iを大文字、youを小文字で書くことで、書き手側が権威を持つことになります。ただし、この説では、どうしてmeには大文字を使わないかという説明がつきません。

4. 英語に国語としての明確な独自性を与える。

英語は、いつもイギリスの公用語だったわけではありません。過去には、統治者がラテン語や、古い形式のフランス語を話した時期さえあります。

そしてこれが、英語の文法やスペルが予測しにくい理由の一つです。英語が国の公用語になった時、権威を与えるために、人々は英語を少し変化させました。ことによると、Iに大文字を使うのは、この変化の一つかもしれません。

どれが正しい説なのか、本当の答えを知ることはたぶん無理だとしても、色々な学説があることを知るのは興味深いですよね。

とにかく、大切なことは、自分自身のことを書くときに大文字のIにするのを忘れないということです。

あなたはどの学説が真実だと思いますか?一番おもしろいと思うのはどれでしょう?

この英語の謎について、友だちと一緒に考えてみたり、あなたの考えを下のコメント欄に残してみてくださいね。

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