英語の達人シェイクスピアに教わる英語


ウィリアム・シェイクスピアは、イギリスの歴史上、最も有名な劇作家の一人です。英語が苦手な人でも、翻訳された彼の作品を演劇や映画などを観たことがあるのでは?

彼の作品の中で最も知られている戯曲、「ロミオとジュリエット」は、世界中で数え切れないほどの本や映画に翻訳されています。

ではなぜ、当時彼が使用していた英語は、現在話されている英語とは非常にかけ離れたものであるのにも関わらず、英語を勉強する人にとってシェイクスピアは重要な存在なのでしょうか?

シェイクスピアの考案した英単語

シェイクスピアは、最も優れた英文学の作家の一人であるだけでなく、現代英語で使われている多くの言葉を作り出したとされています。

例えば、

Accused: 罪に問われた
Addiction: 依存・中毒
Advertising: 広告
Amazement: 驚き
Arouse: (眠りから)起こす
Assassination: 暗殺

…などが挙げられますが、これらはシェイクスピアが生みだした単語のごく一部にしかすぎません。

シェイクスピアの考案した熟語

シェイクスピアに感謝しなくてはならないのは、なにも単語の発明だけではありません。彼は、現代英語で使われている多くのイディオムや言い回しをも作り出していたのです。

“The be-all and the end-all of something” (何かに必要な要素)
“To break the ice” (緊迫した状況を和らげること・話を切り出すこと)
“Dead as a doornail” (完全に死んでいること)

…などがその一例です。

さて、シェイクスピアはどうやってこれら全ての新しい単語や言い回しを発案したのでしょうか?中には複合語(2つ以上の単語を連結して形成された、全く別の意味を持つ語)も含まれていますし、他にも彼が外出中にたまたま聞いた会話から拾ってきた単語が多くあると言われています。

彼は、これらすべての単語を必ずしも初めて使いだした人物というわけではなく、最初に書物に書きとめた人である、ということなのでしょう。

では、シェイクスピアの創造的な英語の活用法から、私達が学べる教訓とは何でしょう?

それは、周囲に目を向け、他の人が使っている英語の表現や言い回しを注意深く聞き、自分でも実際にそれを積極的に使ってみよう、ということではないでしょうか。現存する単語を使い、シェイクスピアのように、自由に実験してみることだって出来るわけです。

どの語とどの語が、句動詞や複合形容詞などの複合語として一緒に機能するのか、色々な組み合わせ方を試してみることもできます。

あなたも普段の生活で耳にしたおもしろい英語の表現や言い回しをノートに書きとめ、それらを自分で使ってみるといった英語の勉強法も、ぜひ今日から試してみてはいかがでしょうか。