英語表現:映画の舞台裏で活躍する人


有名な映画について考える時、真っ先に何を思い浮かべますか?お気に入りの俳優ですか?それとも一番好きな登場人物、または予想外のストーリー展開でしょうか?その他の映画製作に携わる人たちついてはどうですか?こうした人たちは、有名ではありませんが、英語で映画について語る際には、舞台裏で活躍する人たちの呼び名を知っていなければなりません。ネイティブスピーカーと映画の話をする時のために覚えておきましょう!

まずはdirector(監督)です。名作映画には素晴らしい監督が欠かせなく、素晴らしい監督は、その映画の出演俳優よりも有名になることさえあります。監督は、作品をひとつにまとめ上げるための重要な決定をすべて行い、俳優や制作スタッフに正確な指示を出します。

producer(プロデューサー)も、映画製作において重要で、通常、制作資金を自ら援助したり、援助してくれる人を見つけたりします。撮影現場において、すべてのものが、適切な場所に適切なタイミングであるよう手配したり、生じた問題をすべて解決したりします。また、映画が完成した後は、多くの人たちに楽しんでもらえるよう、宣伝にも携わります。

映画製作において、casting director(キャスティングディレクター)もまた重要な役割で、出演俳優を選ぶのが仕事です。いくら素晴らしいストーリーでも、出演俳優が役のイメージに合っていないと、ひどい映画になってしまいます。そのため、キャスティングディレクターは、それぞれの役に対して、どの俳優がぴったりかをわかっていなければなりません。

特殊効果により、映画のシーンが本物のように見えます。これを担当しているのが、Visual Effects Specialist/Supervisor(特殊効果担当者)です。例えば「トランスフォーマー」では、特殊効果により、カーロボットが実際にそこにいて、話をしているように見えています。特殊効果は、映画を観ている最中には気づかないかもしれませんが、ちゃんと存在しています。むしろ、気づかれないほど効果があり、映画がより面白くなるのです。

以上の映画製作者たちにはサポートが必要で、こうした人たちを支えているのがrunner(使い走り)です。映画製作のrunnerは、アスリートではありませんが、走り使いをしながら、製作スタッフが必要とする雑用をすべてこなします。映画界の著名人の多くが、使い走りから始めています。素晴らしい仕事ですが、将来重要な仕事を与えてくれるかもしれない人たちと出会うために、大変な苦労をしています。

これで、映画界の舞台裏で活躍する人たちについてわかりましたね?次回映画に行く時は、最後に流れる関係者リストまで見てみてください。映画製作に携わった人たちのことを知り、忘れられない映画となるでしょう。