【2018年決定版】EF English Liveが本気でオススメする海外ドラマ3選


皆さま、明けましておめでとうございます。本年もEF English Liveをよろしくお願い致します。

さて、新年は寝正月にならず、英語の勉強に励まれていましたか?

年始はあまりエンジンがかからないからオンライン英会話はちょっと休憩して楽に英語を学びたい、なんていう欲張りなあなたには、自宅で寝ころびながらでも見るだけで英語が学べるオススメの海外ドラマを英語レベル別に紹介します。

面白い海外ドラマが見たいテレビっ子も集まれ~!

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【初級編】

13 Reasons Why (13の理由)

13の理由 海外ドラマ

Netflixの無料体験を始めたけど、面白いドラマないかなー?と話していたところ、EFロンドンオフィスで隣の席に座るエジプト人の同僚が、「見だしたら止まらなくなるで」と真顔でススメてきたので、ピラミッドでオウムを肩に乗せられる観光客のような半信半疑な気持ちで見始めました。

エピソードは文字通り13あり、1シーズン完結です。

_High School Musical_や_GLEE_のような(←どっちも見たことない)我々が思い描く夢と希望と愛でいっぱいのアメリカンハイスクールサクセスストーリーとは180度違い、超ダークでダウナー系の15歳にして生きるのに疲れた女子高生と彼女がなぜそこまで思いつめるようになったか各エピソードを通じて暴かれていくお話です。

テーマがいじめ問題なので決して見ていて楽しいドラマではありませんが、多少の誇張はあれど、アメリカのスクールカーストが手に取るようにわかってきます。

実際、このドラマはアメリカでも高校生を中心に人気があったみたいなのですが、今の時代の高校生が見ていても楽しめるぐらい『学校へ行こう!』顔負けの高校生のリアルな日常が、映像を通して温度差レベルまで伝わってくるようです

こたつでみかんでも食べて寝ころびながら見た日には、「日本の高校で良かったわ」と親に感謝したくなるぐらい常軌を逸するほどダークで陰惨なのですが、それでありながら次が気になって仕方なくなるところが、アメリカン・ハイスクールドラマの本気を感じさせます。

心臓ドキドキ度 ★★★★☆

後味はあんまりよくない度 ★★★☆☆

アメリカのスクールカーストの怖さを実感する度 ★★★★★

【中級編】

Black Mirror(ブラック・ミラー)

言わずとしれた、現代SFドラマシリーズの決定版!

ブラックミラー 海外ドラマ

イギリスのお茶の間では「ああ、あの深夜にテレビに向かって話してた面白い人ね」と老若男女問わず知られている個性派メディア・ジャーナリストCharlie Brookerが制作を担当しているということもあり、まさに現代社会に鋭いメスを入れた、探偵ナイトスクープの西田局長もびっくりの強烈なドラマシリーズです。

一話完結のちょっと不思議なストーリーラインは非現実的でありながらも、自分の子供にチップを入れて監視してしまう母親や、スマホ・パソコンだけじゃなく、記憶までもがハッキングされたりと、近い未来に起こってもおかしくないリアルさ。見ていてゾクゾクする!という声は本当に周りでもよく耳にします。

元々イギリスのTVドラマとして始まった_Black Mirror_は、若者を中心に人気がうなぎのぼりに高まり、TVドラマ終了後も根強いファンからの続編制作のラブコールが止まりませんでした。それに応えるような形でアメリカのNetflixが制作に乗り出し、新たに1シーズンが作られたところアメリカでも爆発的に人気になったので、2017年末にもう1シーズンが作られました。

例えるなら、「いつも紅茶飲んでたイギリス人が、アメリカ文化を受け入れてコーヒー飲みだしだらスーパーサイヤ人級に本気だした」感じのミラクルな化学反応です。

おすすめはシーズン1・エピソード2の“Fifteen Million Merits“”とシーズン3・エピソード1の”Nosedive”。どちらも皮肉アンド皮肉、そして皮肉なストーリーですが、善人と悪人が区別されているので、なぜかヒーローものを見ているようにすがすがしいほど爽快です。

各エピソードタイトルが4語以下の英単語で納まる俊敏なセンスも光ります。

英会話を頑張って勉強したのでイギリス英語とアメリカ英語の違いは聞き分けできる人、決して笑い転げる面白さではないが、イギリス独特のブラックユーモアでイギリス人みたいにクスっと笑ってみたい人にお勧めです。

ダーク度 ★★★☆☆

ちょっとオタクな友達と盛り上がれる度 ★★★★☆

制作者Charlie Brookerの別作品が気になってくる度 ★★★★★

【上級編】

Master of None(マスター・オブ・ゼロ)

コメディアンで俳優のAziz Ansari(アズィーズ・アンサリ)主演の風刺コメディ&社会派ヒューマンドラマ。

マスターオブゼロ 海外ドラマ

現在2シーズンが製作されていますが、脚本のほとんどを主演のAzizと、Alan Youngが担当しています。

Aziz、Alan共にインド系・台湾系アメリカ人という白人(=マジョリティー)以外のバックグラウンドを持ち、マイノリティーの視点から現代の「アメリカ人あるある」を繰り広げます。海外経験を持つ日本人の方だと同意してしまうシーンも多々あるかも?

**こちらもBlack Mirrorと同じでシリーズごとに話は繋がっていますが一話完結。**EF English Liveのオンライン英会話マンツーマンレッスン(20分)と同じぐらいの所要時間で一話をサクっと見れます。

一見Netflixによくあるコメディー系の海外ドラマだと思いがちですが、蓋を開けてみるとただ笑うだけのコメディとは一味も二味も違います。

特にシーズン2のエピソード8 “Thanksgiving”などは権威のあるエミー賞に輝くなど、エンターテイメント性の高さも注目。同性愛・人種問題というタブーとされるテーマに斬新でありながら飾らない視点で切り込み、日常のように繰り広げられる圧倒的な世界観に、見ていて呑み込まれるような作品です。

出演者同士の仲も良いらしいので、内輪ノリのような言葉遊びも、まるでラップバトルのような熾烈さです。

なんとなく感覚でもいいので、アメリカのスラングが僕・私は理解できるぞ!という人はより一層楽しめるかと思います。英語上級者の方でもさらに英語力を上達いただけるよう、日本語字幕・吹き替えよりも英語字幕をつけて、音声を英語でみることをおすすめします。

痛快度と笑いのセンス ★★★★★

出てくる食べ物のおいしそう度 ★★★★★

Azizのお父さん・お母さん本人(家族出演)の演技力 ★★★★★