鉄道・バスを利用するときに使える旅行英語
初めて訪れる街で迷わずに目的地まで辿り着くのは難しかったりしますよね。現地の言葉が話せないとなおさらです。
例え言葉の壁がなくとも、都心でバスや電車の路線などを把握するのはどんな旅行者でも直面するチャレンジです。
今回は、英語圏の旅先でバスや電車などの公共交通機関を利用する際に役立つ旅行英語をいくつかご紹介しましょう。
◆ 駅やバス停で
Departures
駅構内にある出発する人専用のエリアです。**“Departures board”(出発用掲示板)**で自分が乗るバスや列車が一体どのホームから出発するのか確認してください。
電車のホームやバス乗り場は大抵の場合出発時間の10~20分前になると数字で表示されます。
Arrivals
駅構内にある到着した人専用のエリアです。**“Arrivals board”(到着用掲示板)**で列車やバスの到着予定時間とホームの番号、そして遅延の有無を確認できます。
Could I have a ticket to…?
この旅行英語は切符を購入する際に使います。切符売り場の販売員に目的地を伝えるだけで良いのですが、最後に**“please”**と付け加えるのも忘れずに。
現在では多くの駅で自動券売機が設置されていたり、事前にネット上で購入して当日駅で受け取ったりできるようになっているので、この質問をする必要はほぼないかもしれませんね。
Is there a cheaper train/bus?
駅で切符を購入する際、乗車するのがまだ間に合う列車やバスの切符を渡されることが多いです。なので、その日購入可能な一番安いチケットであるとは限らないのです。
旅の予算が限られている人は、切符売り場でその日の最も安い運賃を聞いてみましょう。乗車までに時間を潰す必要がでるかもしれませんが、運賃代は多少節約できます。
Ticket collection
事前に購入した切符を受け取る場所(自動券売機を含む)に表示されています。当日に駅で切符を購入する場合には、別の場所へ行く必要があります。
“Excuse me, which way to platform…?”
自分の乗る列車やバスが出発する乗り場やホームを探す時にこの旅行英語を使い道順を聞いてみてください。
Bus / coach
英語では**「一般のバス」を意味する“bus”と「長距離バス」を意味する“coach”**を使い分ける必要があります。
“Bus”とは英国などで良く目にする2階建てバスや地元の住民が日常的に乗車する運行バスのことです。
“Coach”は一般のバスに比べて大きめで(2階建てではないが)座り心地のよい長距離専用バスのことを言います。長距離バスは、街中を運行すると言うよりは都市から都市へ移動する際に利用する時に乗ります。
Left luggage
旅行の最終日に宿泊施設をチェックアウトした後、もう少し街を見て回るために駅で荷物を預けられると便利なときがありますよね。一日中荷物を持ち運ぶのを避けるために手荷物預かり所へ向かいたい時は **“left luggage”**のサインを探してみましょう。
Lost property office
手荷物や貴重品を駅やバス、または列車内で紛失した際は**遺失物取扱所(要は落とし物が届けられる場所)**の表示を見つけるか、そこへの行き方を訪ねてください。
届けられた全ての遺失物が保管されているはずなので、なくした物がここで見つかると良いですね。
◆ 列車・地下鉄の駅で
英語圏で地下鉄に乗りたい時、いくつかの呼び名があります。地下鉄を**“tube”と呼ぶ都市もあれば、“subway”/“underground”/“metro”**などの名称もあります。一通り覚えておくと便利でしょう。
Planned closures
これは列車や地下鉄の駅の掲示板で見かけるかもしれない表現です。“Planned closure”の標識は、近々行われる予定の土木工事、道路閉鎖、運休列車や、その他のルート変更について警告してくれます。今後予測される列車の遅延などの情報を事前に知っておくことができるので、それに応じて旅行の計画を変更できます。
Bus replacement service
修理や事故などによって列車や地下鉄が運転を見合わせてしまった時、列車が不通になっている路線部分をバスが代理運行する場合があります。つまりこれは、予定通りA地点からB地点まで行くことは可能ですが、その一部区間(または全ての区間)を列車ではなく代行バスで旅することになるという意味です。
A good service is running on all lines
旅行中に駅構内の表示やアナウンスなどで最も頻繁に遭遇する可能性が高い表現です。
これは地下鉄が何事もなく通常通り運行しているという意味なので、特に遅れることなく目的地に到着することができるはずです。
◆ 助けを求める時
Excuse me…
交通人や交通当局者に「すいません、~」と、道などを礼儀正しく尋ねる時に使用します。同じ意味でもう少し改まった表現の**“pardon me”**もありますが、こちらは“excuse me”ほど頻繁には使われていません。
Where is… ?
地図を持っていなかったり道に迷ってしまったりした場合にこのシンプルな旅行英語を使って道順を尋ねてみましょう。
Where is the train / bus station?(電車の駅/バス停はどこですか?)
Where is the nearest taxi rank? (タクシー乗り場はどこですか?)
“Taxi rank”とはタクシーが24時間停留しているタクシー乗り場のことを言います。バス停や列車の駅の近くなど、大都市の周辺ではいたる所で見かけることがあります。