海外旅行に便利なレストランでの英会話とエチケット
外食をするのは嬉しいもので、特に海外旅行先では楽しい経験ですが、文化の違いによる間違いを避ける方法を知っておく必要があります。レストランでのエチケットを知りたい方は、英会話と合わせて場面ごとに説明した、以下の4つの項目をご覧ください。シンプルなカフェから高級レストランまで、ありとあらゆる状況でお役に立てること請け合いです。
【1. 予約と着席】
– I’d like to make a reservation for Saturday night please, at 7 o’clock.
(土曜日の7時に予約をしたいのですが。)
– I’d like a table for four please, inside.
(店内の席を4名でお願いします。)
どんな種類のレストランに行くかによって、席の取り方も違ってきます。一般的に言えば、安いお店であるほど、席に着くという点ではより柔軟になります。もっと安いカフェやバーでも同じようなルールが当てはまります。混雑しているようなら、見つけた席に座って、給仕されるのを待ちましょう。ただし、入り口の接客係の手が空いているようなら、席に案内してもらうのを待ちましょう。
ワンランク上の、中くらいの価格のレストランになったとたんに、ルールも一定になります。常に接客係が席に案内してくれるのを待ちましょう。そして入り口には、立って待っていればよいのか、自分で席を探せばよいのかわからない人のために、wait hereと書いた貼り紙や立て看板があることが多いです。なにか特別な要求がある場合には、必ず席に着く前にウェイターかウェイトレスに伝えるようにしましょう。例えば、店内の席、店外の席、窓際の席、化粧室から遠い席といったリクエストです。
喫煙席か禁煙席かを指定することも忘れないでください。イギリスや、アメリカとオーストラリアのいくつかの州(調べてみてくださいね!)にいる場合には、屋内の公共の場では喫煙が禁止されていますから、喫煙の選択肢を残しておきたい人は、 ただoutsideと言ってください。
【2. 注文】
– Can we have some water for the table please.
(この席にお水をお願いします。)
– To start, can I have the grilled fish and for main the T-bone steak, with béarnaise sauce.
(前菜に魚のグリル、それからメインにはTボーン・ステーキのベアルネーズソース添えをお願いします。)
いったん席に着いたら、ウェイターかウェイトレスがどんな飲み物を注文したいか、もしくはお水が必要かどうかを聞きにきます。そして、メニューから料理を選んでいる間に飲み物が配られます。メニューがない場合には、掲示板を利用することもあります。注文する際には、前菜とメインを同時に頼むのが普通です。そして、料理をすべて食べ終わったら、給仕係が席に戻ってきて、デザートか、コーヒーなどの飲み物が欲しいかどうかを尋ねます。
サービスが素晴らしいアメリカのレストランでは、従業員もいつも、食事に関するどんな要求にでも柔軟な態度で応えようとしてくれますし、顧客の要求に合わせてメニューにある料理に手を加えるにしても、最善を尽くしてくれます。変更できる度合いは、レストランの価格帯や、どの国のレストランかによって異なりますが、明らかに、価格帯が高いレストランほど変更できる範囲も広くなります。安いお店であったとしても、いろいろと細かい変更を頼むことは可能です。
【3. 苦情】
– Excuse me, there is a problem with my food.
(すみませんが、私の料理に問題があります。)
– I’d like to speak to the manager please.
(マネージャーとお話したいのですが。)
これは微妙な問題です。受けたサービスに満足していない場合、対処のしかたに十分注意する必要があります。礼儀正しく席に着いたまま給仕係を呼んで問題を伝えましょう。伝える際には、他のお客さん迷惑をかけたくありませんから、大きな声を出さないようにしましょう。
特定の給仕人についての問題であれば、マネージャーを呼んで報告することができます。料理についての問題なら返品することができますが、料理が出されてからすぐ後で、半分以上食べてしまう前に限られます。サービス全般に不満があるけれども、苦情を言いたくない場合は、自分の気持ちをチップでわかってもらうことができます。チップについては、次の項目でお伝えします。
【4. 支払い】
– May I have the bill please?
(お会計をお願いします。)
– Is service included?
(サービス料は含まれていますか?)
支払いは、イギリス、アメリカ、オーストラリアのほとんどのレストランで、カードでも現金でも行うことができます。特定のカードだけを取り扱っている場合には、レストラン正面の窓にステッカーを見かけることが多いです。イギリスとオーストラリアでは、給仕係にチップを払うことは期待されていません。ただし、給仕係はチップをもらっても、もらわなくても、アメリカと同じような最低賃金しか受け取っていません。
支払うべきチップの水準は、レストランの種類によるところが大きいです。カウンターで代金を支払って、料理は席まで持ってきてくれるようなカジュアルなレストランでは、チップを払うことはまれです。ただし、支払いをする場所の横に、個人の判断で給仕係への感謝の小銭を入れられるように、チップ用の箱が置いてあることがよくあります。もちろんこれは、いつも無条件でチップを支払わなくてはならないアメリカには当てはまりません。
ウェイターかウェイトレスに注文するレストランでは、料理も請求書も自分の席で受け取ります。請求書の10-15%のチップを置くのが普通ですが、これはもちろん、サービスや料理に問題がなかった場合です。問題があった場合にチップを支払うとすれば、いくら払うかはあなた次第です。
海外旅行者の多いイギリスでは特に、レストランによって請求書にサービス料が含まれていることがあります。こういった場合、メニューにその旨が記載されているのが普通で、別途チップを支払う必要はありません。クレジットカードかデビットカードで支払う際には、機械がチップを追加したいかどうかを質問しますから、サービス料がすでに含まれている請求書なら、必ずnoを押してください。反対に、メニューに「サービス料は含まれていません」と書いてあるレストランもありますが、これはチップを払ってくださいというヒントです!