ネイティブみたいに使いこなそう!ネットスラング英語
英語は常に変化し、進化しています。
言葉の意味は時とともに完全に変化することがあり、短い間だけ存在する意味もあります。インターネットは、かつての活字よりもずっと進化の過程を加速させることになりました。英語は新しい言葉を取り入れるのが見事なまでに巧みな言語でもあるので、毎日新しい単語が生み出され、広がっています。特にインターネットは現代の言葉が創出される場になっています。
今回は、ここ数年の間にインターネット上に姿を現した、特に人気のあるスラング英語をご紹介します!
イングリッシュライブではネイティブ講師もたくさん在籍しているので、気になったらこの単語は
ネイティブの間でよく使われるのか、オンライン英会話のレッスン中に聞くのもいいかもしれません。
【YOLO】
インターネットは頭字語でいっぱいです。もっとも有名なのがlaugh out loudという意味のLOLでしょう。そして、2013年頃に現れてそのまま消えずに残っているYOLOは、you only live onceの略で、たいてい何かばかげたことをやってしまった人が口に出すスラングです。
例:
「Hey, I heard you broke your leg falling down stairs drunk at that party on Saturday」
「Yeah… but hey YOLO.」
「ねえ、あなた土曜日のパーティーで酔っぱらって階段から落ちて足を骨折したんですって?」
「うん、でも人生は一度きりだしね。」
頭字語は、インターネットと携帯電話のコミュニケーションの結果として、とりわけSMSのメッセージやツイッターをとおして、一般的な英語の中で人気が出てきました。こういった場所では、単語の数や文字数が制限されていますから、制限された場所でもちゃんと表現できるように、言葉を短縮する便利な方法が考え出されたのです。
【hipster】
こういった人たちは、昔はブルックリンにしか存在しなかったらしいのですが、今ではたぶん世界中どこにいても、自分の街でhipsterを見つけることができるでしょう。
特に、ロンドン、ベルリン、ロサンゼルス、パリなどcoolな大都市であればなおさらです。hipsterは、たいてい独創的な分野で働いていて、同じような音楽を聴いて、靴下と革靴を見せるためにスキニージーンズを巻き上げたり、顎ひげを生やしたりといった、似たような服装をした人たちのことです。この言葉は今やあまりにもよく使われているので、ヒップスターの歴史がすべてわかる便利な手引がウィキペディアに載っています。インターネットでこの言葉の利用がかなり増えたので、かつては純粋に記述的な意味だったものが、現在ではほとんど侮辱的に使われるようになりました。
参照:ヒップスターの本場:NYで最もお洒落なスポット「ウィリアムズバーグ」
【selfie】
これはhipsterとは違って、インターネットが出現する前にはまったく存在しなかった単語です。selfieは通常、コンパクトなデジカメかカメラ付き携帯電話で撮影されたセルフ・ポートレイトのことです。
ツイッター、フェイスブック、インスタグラムをはじめとするソーシャル・ネットワークへアップロードする目的で自撮りした写真がselfieです。hipsterという言葉と同じように、selfieも純粋に記述的な意味から始まったのですが、インターネットでますます頻繁に使われるにつれ、selfieが過度な虚栄心の表れと解釈できるために、侮辱的な意味でも使われるようになりました。
【squee】
実のところ、感嘆符なしでsqueeと書くことや、表現することは不可能ですから、「Squee!」と表現したほうがよいでしょう。この単語は昨年インターネットに何度も登場したせいで、2013年に公式にオックスフォード英語辞典に追加されることになりました。正確な定義が知りたいですか?
感嘆詞:口語
1. 大きな喜びや興奮を表すのに使われる。
動詞:squees, squeeing, squeed
1. 喜びや興奮の歓声を上げる。
簡単に言ってしまえば、期待していたことや、思いがけないことに誰かが遭遇し、歓喜のあまり大喜びして出してしまう甲高い叫び声のことです。オックスフォード英語辞典はsqueeの使用を1990年代まで遡って、「恐らくsquealという単語の短縮形を発音した音を表す。」と言っています。