英語で交渉する重要なコツ


どんな言語でも、ビジネスにおいて交渉は不可欠です。交渉の達人は、相手が取引先であれ顧客であれ、相手を満足させながら自分が望む結果を手に入れます。以下のヒントに従って、英語で交渉する際に、自分が欲しいものを手に入れながら、双方が満足する結果を出しましょう。

プラスの発言で始める

交渉の始めの段階で、緊張した雰囲気が流れていたら、双方にとってメリットのある交渉のゴールをまず明確にしましょう。例えば、価格に関する交渉の場合には、「Our aim today is to find a fair price that suits both parties.」と言います。

対立しない

相手が自分を騙そうとしていると感じても、攻撃的な態度を取ってはいけません。相手が身構え、ますます交渉が難航してしまいます。代わりに、堂々とした態度で問題に臨みましょう。例えば、相手が嘘をついていたり、何か企んでいたりするように見えたら、「I’ve come to trust you completely, but on this issue I sense some holding back.」と言います。これにより、相手は自分が嘘をついていることを認めずに済むと同時に、本当のことを話すきっかけを得られるのです。

効果的な質問をする

会話とは、相手とやり取りすることです。交渉において合意にたどり着くには、相手が望むものを把握しなければなりません。早い段階で、相手が自由に答えられるような質問をすることで、双方が相手の望むものを把握することができます。例えば、「**What are you hoping to achieve today?****」**と尋ねておくと、議論を調整しながら、双方の期待に見合うような状況を説明できるのです。

相手を怒らせたら、体勢を立て直す

交渉している中で、相手の気分を害してしまうこともあります。そのため、そうした状況から体勢を立て直す術を知っておくことが大切です。そのひとつに、攻撃的な言葉を明るく前向きな表現に置き換える方法があります。例えば**「If I seemed sharp a few moments ago, be assured that it was only due to my determination to make this work.」**と言うのです。

謙虚な態度を示す

誰もが過ちを犯します。たとえ相手が間違っていると思っても、謙虚な態度で接し、相手を尊重しましょう。すべてわかっているふりをするのではなく、ある問題について相手に委ねる意思を示してください。例えば**「That’s more your area of expertise than mine, so I’d like to hear more.」**と言うのです。柔軟に対応することで、より双方に見合った合意にたどり着けます。

同じ過ちを繰り返さない

時には、相手に対する怒りや強い反発感、または単に相手の話に聞く耳を持たなくなることで、交渉が決裂することもあります。こうなってしまった場合は、過ちを認め、それでもなお交渉を進める意思があることを伝えましょう。より話し合いにふさわしい環境の中で再度交渉できるようになります。例えば**「What happened last week was unacceptable as it was unintentional. Shall we move on?」**と言います。しかし、これだけでは交渉には入れません。交渉を続ける前に、交渉が決裂した理由と、今後同じような過ちを犯さないようにするにはどうすればよいかについて、しっかり考えてください。

上記のヒントに従うことで、交渉の達人になれるでしょう。但し、交渉は長引くことがあります。交渉で確実に成功するには、常に前向きな姿勢で臨み、自分の目標を念頭に置くことが大切です。