ロンドンで耳にする6つの英語スラング


ほとんどの人が「ロンドンのスラング英語」という単語を聞いたときには、韻を踏んだ別の単語で実際に意味する単語を置き換えるコックニーのスラング英語を思い浮かべます。例えばstairsがapples and pearsになるようなスラングのことです。ところが実際には、ロンドンでコックニースラングを使う人はあまりいませんので、ロンドンへ旅行に行っても耳にすることはあまりありません。そこで今回のブログでは、ロンドンで絶対に耳にする6つのスラング英語をご紹介しましょう。

1. Cheers, mate!
イギリスとオーストラリアの多くの地域でよく使われていますが、mateはざっくばらんに人に呼びかけるときの友好的な言い方です。カジュアルに人の安否を尋ねるときにはalright, mate?を使います。mateという単語は、すでに紹介されたことがあるけれども名前を忘れてしまった人と話すときにとても便利です。例えば、すでに紹介された人物にただhelloと言うよりも、hello, mateと言った方がより温かい挨拶になります。cheersはthank youのカジュアルな言い方です。つまり、この二つの表現を組み合わせたcheers, mateはthank you, my friendと同じ意味です。

2. innit?
このスラング英語は理解できれば便利ですが、話すときに乱用すると不快に聞こえることがありますから避けた方が無難です。innitはisn’t it?の短縮形で、聞き手からの迅速な返答を促すときに使われます。ですから、誰かに「Nice weather, innit?」と言われたときには「Yes.」と答えることが期待されているわけです。

3. quid
quidは、イギリスの貨幣単位poundのスラング英語です。複数でもsを付けることはありません。ですから何かの値段を表すときは、one quidやfive quidのように、いつも数字+quidになります。

4. Tube
ロンドンには地元民がTubeとよんでいる有名な地下鉄があります。これは、多くのトンネルが丸いチューブ状なのが理由です。UndergroundやTubeとよばれてはいますが、実際には地下鉄の駅の半分は地上にあります。

5. black cab
ロンドンの有名なタクシーは実際にhackney carriageとよばれていますが、ロンドンでは単にblack cabやtaxiとよばれています。ロンドンのタクシー運転手が免許を取るためには、Knowledgeとよばれる特別な試験に合格する必要がありますので、black cabに乗れば運転手が道をよく知っていることは確実です。

6. Boris bike
ロンドンの街中では、青い自転車乗っている人を見かけます。これは貸し自転車なので、楽しく街中を移動することができます。多くの人たちがこの青い自転車をBoris bikeとよんでいますが、これは自転車貸出システムがロンドンに導入されたときの市長の名前がBoris Johnsonだったからです。

ロンドンに行けば、たくさんの人が今回ご紹介したスラング英語を使っているのを耳にするはずです。あなたもロンドンに旅行した際には、ほかにおもしろいスラング英語があればメモを取っておいて下のコメント欄から教えてくださいね。