英語で昇給を上手に切り出すには?


新しい言語や能力を身に付けるといったやる気の溢れる人には、今のキャリアを守るのも大切ですが、キャリアアップも大切です。

一生懸命働きながら、職場でさらに責任を負うことができるならば、昇給を目指すのはごく自然なステップと言えるでしょう。

昇進を切り出すのは、仕事が順調な時でも非常に勇気が要ります。さらに外資系や海外企業で働いていて、上司が外国人のため英語で伝えないといけないとなるともっと大変です。

正しく丁寧に、プロフェッショナルで説得力を保ちながら話をするのは非常に難しいですよね。そこで今日は**ビジネス英語でスマートに昇給面談を進める方法とは?**をテーマに記事をお届けします。

1. 面談時間を取ってもらう

昇進の最初の一歩は、自分のキャリアについて上司と話し合うため面談をお願いすることから始まります。十分な時間が取れるように、数日前にお願いして、自分の考えをまとめる時間の余裕があるようにしましょう。

2. 面談の準備

上司からすでに高く評価されているとよいのですが、説得力を持たせるには、今までの自分の業績や成果をリストアップしたものを必ず持っていきましょう。

成果に加え、自分がどのように優れているのかを証明できるものもあるといいでしょう。今まで手がけたプロジェクトを誇示しながら、新しく習得した能力について話すチャンスでもあります。

3. 上司の話を聴く

昇給面談は、一方的に自分の希望を伝えるのではなく、双方向の会話だということを忘れないでください。面談時間が少ししかなければ、最後に上司の考えや提案を聞くようにしましょう。
もっと進歩の必要があるのか、改善の余地があるのかなど、自分の仕事ぶりについて上司がどのように感じているかを聞いてみましょう。

早く決めてほしいと上司にプレッシャーをかけてしまうと、あなたに有利な決定をしてもらえる可能性が少なくなりますから、考える時間が欲しいといわれることも想定しておきましょう。

4. 昇給の交渉

昇給面談では、単純に提示された額を受け入れるほうが楽かもしれませんが、それでは自分の望む金額をもらえないかもしれません。他の企業が自分と同じような仕事にどのくらい給料を支払っているのかをリサーチして平均賃金を算出してみるのは重要です。

上司が昇進を認めてくれたら、具体的な昇給額を聞きましょう。その金額が期待したよりも少なければ、平均賃金をリサーチしたことを伝えましょう。自分が平均賃金以上に値すると思う場合は上司にそのことを話してみる価値があります。

5. 自分の立ち位置を知る

昇進を認められたら、いつ公式に発表されるのか、契約書が送られてくるのはいつかを聞きましょう。上司にもう少し考える時間が欲しいといわれたら、次週にもう一度面談の時間をとってもらえるかを聞くようにします。

もう少し成長が必要と言われたら、昇進のために必要な行動計画の概要を教えてもらえるようにお願いしてから面談を終えましょう。どんな結果でも、次の段階を明確にしておくことが、自信を持つことや、自分を力づけることに役立つからです。

6. 面談後の行動

自分の能力に自信を持つには、仕事を効率よく、そして素早くこなすことが大切です。

面談の後で、上司に時間を割いてもらったことへのお礼と、合意に至った決定事項はもちろん、話し合いの要点もまとめたメールを送りましょう。

特定の日時までに職務記述書やさらなる話し合いを約束されていたのに連絡がないときには、穏やかな催促メールを送っていつ決定してもらえるかを聞きます。

これから成長していくべき課題のリストを教えてもらった場合は、必ず上司に自分の進捗状況を伝えるようにし、それぞれの目標を達成した場合もすぐに知らせてください。